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台北市内の夜景
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ビジネスクラスが安い

皆さんはクレジットカードをお持ちでしょうか。

台湾ではクレジットカードの発行枚数が携帯電話の使用者数と同じように人口よりも多くなっています。昨年末までの統計によると、7,000万枚発行されており、この数字は実に台湾の人口の3倍近い数字です。その内実際に使われているカードは3,800万枚近くになり、これでも人口よりも多いという状況です。

このようなカードにまつわる不思議な現象は発行数だけでなく、ゴールドカードとその上のプラチナカードの発行総数が、普通のカードの発行数よりも多いというのもひとつです。

台湾のカードの殆どが年会費が不要です。これも発行している銀行間でのし烈な顧客獲得競争の結果です。およそ7,8年前からカードの発行規制が大幅に緩和され、それと共に銀行がカード市場に参入し始めました。

当時新しく参入した銀行は、業務拡大の為に通常のカードには1,200元(約3,600円)、ゴールドカードで2,400元(約7,200円)の年会費が必要でしたが、ある条件、例えば年間でのカード使用料が6万元以上になると年会費が無料になりました。

その後今から5,6年前、競争は一層激しくなり、ついには年会費無料の銀行が出始めました。

それが火付け役となり、更に戦いは激しさを増し、年会費無料だけでは勝ち抜くことが出来なくなり、カード保有者へのサービス合戦が始まりました。

例えば、ホテルに宿泊しカードで支払えば割引になったり、無料で部屋をアップグレードできたりといったようなものです。

昨年台湾最大手のカード発行銀行による特別サービスが発表されました。内容は、ここのカードを契約してくれると、今持っている他社のクレジットカードより年収を問わずランクアップしたカードを、しかも年会費無料でお持ちいただけます、といったことで、つまり他社の普通カードを持っている人が、この銀行のゴールドカードを、他社のゴールドカードを持っている人ならば、この銀行のプラチナカードを年会費無料で提供します、というものです。

更にゴールドカードで、とある航空会社の国内線チケットを買えば、キャンセル待ちをしなければなりませんが、エコノミー料金でビジネスクラスに乗れるのです。

ちなみに、プラチナカードならば、キャンセル待ちなしでエコノミー料金でビジネスクラスに乗れちゃいます。更に更に、その航空会社と提携しているカードを利用しているなら、特別割引が適用されます。


先週、私の会社の同僚2人が同じ飛行機に乗りました。内一人Aさんは現金でチケットを購入し、もう一人Bさんは航空会社の名前入りカードでビジネスクラスを予約し、搭乗しました。

結局、エコノミーよりも倍近くするビジネスクラス乗ったBさんのほうが、Aさんよりも支払った金額は安かったのです。これも台湾クレジットカード業界の怪現象の一つの例ですね。

どうですか?あなも一枚。

 

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