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台北市内の夜景
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「三加一~良い数字と悪い数字」

数字の好き嫌い、ありますか?
台湾人にはありますよ。

まず基本的に、昔からの習慣で、九という数字は、数字の中で一番大きいためか、高貴感があります。
例えば、今から93年前の清という時代には、皇帝の官服の上に九つの竜の飾りがありました。皇帝の親類、つまり皇族でも、どんなに地位が高くても竜の飾りは八つまでです。
そして、住む所の建物の柱も皇帝のみが9本が立てられました。一般の国民や皇族の建物柱が九本に立てると、大不敬や叛乱の罪で死刑に至ることがありました。今は勿論もうその制限がありませんが、やはり九という数字の高貴感はそのまま残っています。

そして、七という数字は、欧米のラッキーセブンの影響で、皆の好感が集まっています。最近、香港の影響で、八という数字は七を超えて、ラッキー感が出ています。なぜかというと、香港が使われている言語は広東語で、広東語の八の発音と発の発音が同じです。広東語の発は「儲かる」や「成功」の意味をしますので、文句なしにラッキーナンバーとなりました。
特に168は一路発という言葉の発音が同じです。一路発の意味は、これからずっと成功、順調、金を儲かる意味から、車のプレートや携帯電話などの番号で爆発的な人気を持っています。

逆に、嫌がる数字というなら、まず四でしょう。なぜかというと、台湾語の四の発音は、日本語の発音と同じに(シ)です。そして、死の発音も日本語の発音と同じに(シ)です。これはちょっとまずいですよね。そして、同じく欧米の影響で13という数字も人気がありません。この関係で、(全部ではないですが、)台湾の病院やホテルの建物は四階、十四階そして十三階がなく、三階の上は五階となる場合があります。
四の影響が一番強いのはレストランや水商売の業界でしょう。この業界は、日本と同じように、お客様が来ると、「何名さまでしょうか」と案内します。そして、お客様が4名の場合は、「四」は絶対言わずに、三加一(サン.ジャ.イ)、つまり、三プラス一と言います。

一つの例外があります。記念写真の時に、3人と一緒に取る場合、真中に立つ人の運は悪くなると言われています。その他の2人より先に仙界に旅立つことになると言われていて、さらに、これを信じている人も結構いますので、この場合は、三人ではなく、一人をわざと増やして四人の記念写真を取る事が結構あるのです。

一人増やすのは結構難しいのですが、面白いなと思います。

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