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台北市内の夜景
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☆★ビールの飲み方と一口杯                     

日本では尊敬・感謝・お祝いなどの意味を込め、まだグラスにお酒が残っていても、相手にお酌をし、つがれた側は少しだけ飲んでそれに応えますね。

台湾では自分のグラスを持ち上げて、相手と向き合い、挨拶の言葉を交わしてから、一緒に飲み始めます。この時に「乾杯!」と言ったり、グラスを合わせたりすると、それはもう一気飲みの合図なのです。

但しビールを飲むときはまた違う慣わしがあります。皆さんもご経験あるかと思いますが、ビールはふたを開けて時間がたったり、コップに注いでそのまま放置しておくと、苦味が増し、ぬるくなってしまってまずくなります。日本ではビールであろうが、日本酒であろうが、相手のコップが常にいっぱいにしておくようにお酌をしますが、台湾の場合、ビールだけは例外です。ビールを飲む時、相手のコップにまだ残っているならば、相手と乾杯、つまり一気飲みに誘い一度コップを空にしてから、お酌をしていっぱいにするのが普通です。
そうしないとビールは段々まずくなりますから。

最近、特に台湾南部の方では、ビールを飲む時、一口杯(イ.コー.べイ)という飲み方が普及しています。ビール用のコップは200ccくらいあるので、一口ですべて飲み干すのはかなり苦く、2・3口に分けなければ飲みきれないでしょう。でも台湾では「一気飲みのほうが爽快な感じがしてよい」と思われています。そこで、コップいっぱいではなく、1/3ほどの量を毎回乾杯し、一気に飲み干します。そうするとビールはおいしいまま、乾杯、つまり一気飲みも苦しくならないのでいいでしょ?ビール愛飲家の方、一口杯を試されてみてはいかがでしょうか。

といっても無理な一気飲み、飲み過ぎはよろしくありません。くれぐれもご注意下さい。やはりお酒は自分のペースと量で楽しむのが一番おいしいですね。

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