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☆★帯魁公と牛肉
私は牛肉麺が大好きです。今週はもう3回も食べました。でも実は4回目を食べようと思ったのですが、一緒にいた友人が、牛肉を食べてはいけない「帯魁公(ダイ.クェ.ゴン、台湾語)」だったので、彼に付き合い食べませんでした。
「魁公」といのは鐘魁様の別名です。
古くから伝わる伝説によると、鐘魁様は中国唐の時代に「科擧」という国家公務員の試験を受け、見事学科に合格しました。ところが、当時の皇帝は鐘魁様の顔が醜い、という理由から面接で落としてしまいました。鐘魁様はこの不公平な待遇に憤り、皇帝の目の前で自害したのです。
なんとも不幸な鐘魁様ですが、その後鐘魁様の魂が唐太宗の夢に現れました。夢の中で唐太宗は悪い鬼に追われ、絶対絶命のピンチ!となったところに鐘魁様が鬼を食べ、唐太宗を助けました。そして、唐太宗から「鬼の王様」と称号を与えられ、悪い鬼を食べて世の中の平和を守るという神様になりました。
また古くからの言い伝えにより、ある特定の日と時間に生まれた人は「帯魁公」、つまり鐘魁様の弟子にあたるとされ、鬼は帯魁公には近づくことができず、悪戯することができません。但し帯魁公が牛肉と犬を食べてしまうと、この特権がなくなってしまうとされているので食べてはいけません。
でも牛肉を食べない人がみんな帯魁公ということではないですよ。昔、牛が農業において重要な動力源で、一生懸命働いてくれました。なので農村出身の方では「牛を殺して食べるのは忍びない」と食べない人が多いです。
ですから台湾の人と食事をするとき、牛肉を食べないからと無理やり勧めたりしないほうがよいですよ。
それではまた
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