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☆★老外、阿凸仔と阿本仔
中国では自分より年を取っている男性に対して、名字の前に「老」を付けて呼ぶ習慣があります。例えば、「張」さんだったら、「老張」と呼びます。逆に自分より年下の男性に対しては名字の前に「小」を付けて呼びます。「張」さんだったら「小張」です。
この呼び方に軽蔑の意味は全くなく、仲間としてみられているような感じです。老外(ラウ.ウァイ)というのは台湾に住んでいる外国人、特にアジア系ではない人のことです。
老外は中国語ですが、台湾語には、自分と仲の良い人の名前にある一文字をとって、この字の前に「阿」をつけ、後ろに「仔」を付けて呼ぶ習慣があります。
例えば「李登輝」さんの場合、「阿輝仔」といいます。また、台湾に住んでいるアジア系でない外国人を「阿凸仔(ア.ド.ア)」と呼びます。この呼び方には歴史があります。3、40年前、台湾に住んでいる外国人といえば、アメリカ人が殆どでした。台湾語で、鼻が高い人を凸鼻阿(ド.ピ.ア)といいますが、西洋人の鼻は中国人よりも高いので、アジア系ではない外国人を阿凸仔(ア.ド.ア)と呼びます。
ところで、外国人である日本人はあまり「老外」とは呼ばれません。日本人もそんなに鼻は高くないので、「阿凸仔」と呼ぶのもなんですから、阿本仔(ア.ブン.ア)と呼びます。「あなた、日本人?」と呼ばれるより、「あなた阿本仔(ア.ブン.ア)?」と呼ばれるのは如何でしょうか。なんとなく親しくなった感じがしませんか?
それではまた!
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