忍者ブログ
台湾をはじめ、中国、韓国から現地の旬の情報や身近な話題をお届けします。
台北市内の夜景
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 『安親班』

あなたの子供は、学校終わりましたらどこへ行きますか?
高校生なら進学の準備のために塾へ行く子のが多いかも知れませんが、小学の生徒たちはそのまま家へ帰るのが普通かもしれません。

台湾の小学生は、学校終わると、安親班(アン.チン.バン)へ行く割合が、ある調査で、都会の場合は六割以上、平均で五割近くとなっています。
安親班というものは、塾に似たようなものですが、進学の入学試験のためではなくて、学校が終わっても、家へ戻れない生徒たちを、親の代わりに面倒を見るための組織です。
中国語で「班」とは塾や組織の意味があります。安親班の文字から見ても、親を安心させる組織ということになります。台湾の社会、特に都会では、20~30年前から夫婦共働きをしているのが当たり前となっています。サラリーマンやOLの退社時間がどんなに早くても、午後の5時以降です。そうすると帰宅の時間はどうしても6時前後となります。
しかし、学校は、特に小学校の場合は、12時や午後4時ぐらいに授業が終わります。ここで問題が発生します。子供の帰宅時間と親の帰宅時間が一致していないで、この間だらかが、子供の面倒してくれないと危険です。このような社会情勢の中、安親班ができました。

安親班の授業内容は、ほとんど親の代わりに子供を面倒することですので、まず学校の宿題をちゃんとやらせるための指導です。そして、授業の復習です。
このような勉強以外に、お絵描き、音楽やパソコンなどの授業をやることも、各安親班の特長として挙げられます。
台湾には、安親班があるので、親は6時まで、会社で仕事することが可能となります。必要がありましたら、安親班は9時まで子供の面倒してくれますので、台湾の社会に欠かせないものと言っても過言ではないでしょう。

ところで、日本には安親班ありますか?

PR
COMMENT FORM
NAME
URL
MAIL
PASS
TITLE
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
忍者ブログ [PR]
"No Name Ninja" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.