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台北市内の夜景
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『自来水』

台湾の水道水は自来水(ツ.ライ.スエ)といいます。分かりやすいでしょう。水道を開けてから、水が自動的に出てくるからです。

読者からの質問に、「台湾の水道水は安全でしょうか」という質問がありました。これに対して、こちらから一つ質問があります。日本ではどこの水道水が一番美味しいでしょうか?
その答えはいろいろありますが、おいしい水道水の水源地は、あまり開発されてないどころではないでしょうか?

美味しくて安全な水道水は、少なくとも三つの条件が必要ではないかと思います。
それはまず、綺麗な水源、そして現代化の浄水設備、最後は安全で整備された配水設備だと思います。
この3つの条件で、台湾の水道水を考えてみます。
まず、水道水の原水は、水源地の自然の水ですので、開発されていない自然の水源地、特に、高い多いほど
原水の品質がいいといえます。

台湾は、日本の九州とほほ同じ面積の中に、2300万人程の人が生活していますので、ほとんどの国土は開発されています。開発と言う言葉は、大自然の破壊を意味しますよね。そして、人口が多いと、水道水の需要も多くなりますから、品質より、量を確保するのが重要でしょう。
ですから、台湾の水道水の品質は、多分日本ほどは良くないでしょう。湾の浄水設備自体は、先進国のとはあまり差がないと思います。

例えば、台北市の浄水場からの水道水は、WHOの飲用水の基準を満たしますが、
台北市内の水道水は、ほとんどそのまま飲用水としては使えません。
その原因は、配水設備の老朽化です。

台湾の水道は日本の植民地時代につくられました。
戦後も何回か作り替えましたが、やはり数十年以上使用されている配水管もまだ残っています。したがって、これらの配水管はやはり水道水の品質に悪影響があります。
そして各ビルの構内配水回路も綺麗に整理されていないことも多いので、水道水の品質は、さらに悪化されます。とは言っても、台湾の水道水は決して危険ではありません。

ちゃんど火を通して沸騰させてから飲めば、大丈夫ですので、
どうぞご安心ください。

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