[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「符呪」
香港のお化けの映画をご覧になったことはありますか?
映画の中では、長方形の黄色い紙の上に漢字のような文字を書いたお札(ふだ)を焼いてお化けを退治しますよね。このような長方形の黄色いお札は、符呪(フ.ゾウ)といいます。
日本もこのようなものありますか?
日本の場合、例えば、お葬式の後や、トラブルが重なったときなど、お塩をかける習慣がありますよね。台湾では、塩のかわりに、符呪を使って、日常生活中に起こるハプニングを避けたりや悪霊などを退治する習慣があります。
実は、私も、先日に符呪を利用して、問題を解決したことを実感しました。
先日のある夜のことですが、私が住んでいるマンションの隣の人がうちに来ました。
なぜかというと、1歳にも満たない赤ちゃんが、その日の陽が沈んでからずっと泣き続け、ミルクも飲みませんでした。
お隣さんも、子供を連れて病院へ行きましたが、問題は見つからず、帰ってきました。
しかし、やはり心配だったので、私に助けを求めに来たのです。
私はお医者さんではないのですが、親類が台北の大手病院の子供の専門医ですので、紹介して欲しいという事でした。
ちょうどそのとき、反対の隣のおばさんが出てきました。そして、このことを話すと、
「今日、赤ちゃんと、どこへ行きましたか?」
と尋ねました。
赤ちゃんのお母さんは、
「午後は赤ちゃんと一緒に川辺を散歩しました。」
と答えました。
おばさんは、
「多分、その時に何らかの不浄なもの(霊?)と出遭って、赤ちゃんを脅かしたにちがいない!」と言い、
「私の家に、この前もらった浄符がありますが、試してみますか?」
と言いました。
浄符は、あの世の悪霊を退治する符呪です。
※浄符(ゼン.フ、台湾語、清浄符とも言います。)
http://www.lib.ntu.edu.tw/spe/taiwan/religion/juju/6443-13.jpg
↑ここに写真があります。
赤ちゃんのお母さんは、もう夜中だし、病院へ行けるのも明日となるので、おばさんから浄符をもらって、半信半疑ながらも、試してみました。そして、その浄符を燃やして、その灰をお湯を注し、そのお湯を指先で取って、赤ん坊の頭、背中、手と足をちょっと濡らしました。
すると、その赤ちゃんはすぐに泣きやんで、すやすやと眠ったのです。
次の日、お母さんは、赤ちゃんを連れて、私が紹介した病院へ再び検査を受けましたが、まったく問題はありませんでした。私はこのことを家内に言いました。家内は、「うちにも浄符はあるし、うちの子もこれを使ったことが、何回かありましたよ!」と言い、「結構効きますよ」と付け加えました。
決して宗教の話をするつもりではないのですが、世の中にいろいろと不思議なことありますよね!