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五年級と中学三年生の赤ちゃん
台湾では「~年生」を「~年級」といいます。ですから「五年級(ウ.ネン.ジ)」とは、五年生のことです。
ところで最近、流行の言葉で、1961年から1970年の間に生まれた人が「5年級」と呼ばれています。何故でしょう??
台湾には、西暦と別に国特有の元号があり、「中華民国」といいます。中華民国は1911年10月建国ですので、1912年は中華民国の元年になり、1961年は中華民国50年にあたります。通常、民国50年といいます。1961年は昭和36年ですから、昭和元号よりも14年長いですね。
さて話を戻しますと、1961年から1970年に生まれた人々は民国50年世代となりますから、10を略して5となり、5年級と呼ばれるようになりました。そうすると、1971年から1980年までに生まれた人は6年生となります。更に細かくすると、1965年生まれの人は、民国54年になりますから、5年4班(ウ.ネン.ス.バン)といいます。「班」は日本でいう「組」のことですから、級は省略されます。
今社会では、5年級の人達が会社や組織の中堅幹部となっていますので、5年級の社会とも言われています。「5年級の記憶」という本もあり、ベストセラーになっていました。
トップクラスの役員は、4年級が多いです。例えば台湾の総統陳さんは1951年生まれですので、やはり4年級ですね。まだ役職についていない人は6年生が主流ですね。
さてさて、ここで一つ問題が。6年生の上には7年生がありません。どうしましょう。大丈夫。中学校がありますから、中学生になればよいのです。つまり、民国70年代に生まれた人々は中学一年生となるのです。今年生まれた赤ちゃんは、中学3年生です。なんと!、台湾の赤ちゃんはみんなもう受験生なのです。
ちなみに私はまだ小学生です。さて、あなたは何年級ですか?