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『肩触ってはいけません』
台湾でも日本と同様に少子化問題は深刻です。
台湾の女性は結婚してからも仕事を続ける事が一般で、子育ての時間がなく、一生涯で子供を産む数は多くて二人くらいで、一人っ子も珍しくありません。ですが、大昔から妊娠中に守るべき習慣は今も変わりはありません。
まず妊娠が判明すると、流産避ける為に妊婦の肩に絶対ふれてはいけません。
触れるとお腹の中の子供が"落ちる"可能性があります。そして、妊娠中は寝室にあるベッド、化粧台などの家具は絶対に移動してはいけません。妊婦さんのお腹の中には胎氣(タイ.チー)、つまり子供を守る氣があり家具の位置が変わったりすることに敏感で、気をつけないと流産してしまうと言われています。妊娠中はトイレも近くなり、睡眠中に目覚めることも多くなります。今まで慣れた寝室で急に家具の置き場などが変わると箪笥やベッドの角にお腹をぶつけたりして危険だという科学的説明も成り立ちますからやはりやめたほうがいいでしょう。
これだけではなく、妊娠中はハサミを使うと子供の体に障害がでるといわれています。高い所、ハイヒールも禁物で、高い階段を登ってはいけません。工事現場を見てはいけません。お葬式に参列してもいけません。アルコールは勿論厳禁。コーヒー、お茶のようなカフェインの強い飲み物もいけません。重いものを持ち上げるなんてもっての他ですね。
などなど、禁忌(タブー)が山ほどあります。大変ですよね。
妊娠から出産までいろいろな検査が必要ですし、産後の休暇も重要です。
お勤めされいる方なら、有給休暇などの制度は重要ですね。台湾の法律では女性は出産後最短で30日間の有給休暇を取得できることになっています。先週の作月子のことなどを考えるとやはり足りません。
お父さんの方は奥さんの出産毎に僅か2日間の有給休暇しか取得できません。これも少子化の原因の一つといわれています。
まったく皮肉なのですが、「子供を作るのは、僅か数分間の喜びですが、産まれてからの数十年間の大変な育児の苦しみを比較すると、まったく不採算だと」なんていう冗談をいう人もいます。