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『訂婚と帰寧』
先週まで連続で台湾の結婚式についてお話しましたが、今まではどちらからというと新郎の家族が主催する披露宴についてでした。また台湾には新婦の家族が主催する「喜宴」もありますので、今週はそれについてお話しましょう。
この新婦側主催喜宴のタイミングはエリアによって違います。
まず台北エリアの場合、、訂婚(ディン.フン)つまり婚約した時に新婦の家族と友人が中心でで新婦の実家、もしくはレストランで行ないます。この時はまだ婚約期間中で正式な夫婦ではありませんから参加者も多少遠慮がちで、前回お話した披露宴のような大混乱にはなりません。このような喜宴を「訂婚喜酒」といいます。
一方、新婦が台北エリア以外の出身でしたら新婦側主催の喜宴は結婚式の翌日、もしくは翌々日に行ないます。このタイプの喜宴は「帰寧(グェ・ニン)喜宴」といいます。
想像してみてください。結婚式当日、朝から準備することが山ほどあり、式と披露宴はあのような大混乱状態。これでもかとお酒をのまされ、やっと二人きりになれるのは夜も遅くなった頃で、「これでやっと休める~」と思いながらも明日もまだ喜宴があるのかぁ、と思うと一生に一度の熱々の新婚初夜にも影響がでてきますよね。
帰寧喜宴は訂婚喜宴と違って、式の後に行なわれますから既に両家は親戚となっているので、前日の披露宴に負けないほど皆盛り上がります。まぁ新婦側主催ですから、新婦に前日ほどの悪ふざけはしませんが、やはり「昨日の夜はどうだったのか白状しなさい。」というような意地悪を言う人は必ずいます。
機会があれば是非一度台湾の結婚式に参加して、一緒に大騒ぎしてみてください。きっと楽しいですよ。