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台北市内の夜景
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『結婚式と披露宴 パート2・・喝喜酒その1』

台湾の結婚式について先週ご紹介しまいたが、今週はメインイベントの披露宴についてお話しましょう。

台湾で披露宴は喜酒(シ.チョウ)若しくは喜宴と言います。披露宴に参加することを喝喜酒(ホ. シ.チョウ)と言います。台湾流喜酒を簡単に説明するならば、「おめでたくって、でも大混乱の会食」といったところでしょうか。何故かと言えば、中華街のレストランに行ったことがある方なら想像がつくかと思いますが、中華系の人々の会食は、皆大声で話しをしています。でもって「喝喜酒」ですから、勿論お酒は欠かせません。そうするとさらに声が大きくなります。それに披露宴という喜ばしい席ですから、お酒の量はどんどん増えて、喜酒の最初から最後まではいつも大混乱となっています。

喜酒を行う場所は大体2パターンあります。まずは日本と同じようにレストランで行います。もう一つは新郎新婦の自宅で行います。特に田舎に行くと自宅で行うほうが多くなります。
喜宴には2~300人以上が招待されることが多く、誰もがそんなに大人数を招待できる広い部屋や庭を持っている訳ではありません。そうなると、食事のテーブルはどこに置くの?といった問題が発生します。そこで、殆どの場合自宅の外にある道路を一部、もしくは全部閉鎖して宴会場にしてしまいます。料理道具も外に出して、野外で料理を作ってくれる業者に頼み準備をします。
そんなことで、食事をしているすぐ横を車が走っている、なんて光景も珍しくありません。しかし、これは混乱への序幕といえるでしょう。

さて、場所は確保しても、喜宴が始まる時間も一問答です。例えば招待状に「開始時間は午後6時」と書いてあっても、実際に始まる時間はたいてい遅れます。レストランでしたら約30分、自宅でしたら1時間以上遅れることも珍しくありません。なので、遅れるのが恥ずかしいなどと律儀に定時通りに行くと、必ず待たされます。ですがこれで怒っている人は見たことないですね。すでに皆慣れっ子です。

さてさて、いよいよ喜宴が始まるのですが、それはまた来週・・・。

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