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台北市内の夜景
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『結婚式と披露宴 パート1』

先日の月曜日、お得意先の方が結婚しました。私も招待され結婚式と披露宴に参列しました。というこで、ちょっと台湾の結婚式について間単にご説明しましょう。

台湾では各地方によって、結婚式の内容というか、趣が多少異なっていますが、日本のように教会ですとか神社で式を挙げることは少なく、新郎(シン.ラン)の実家で挙げるのが普通です。

まず新郎は独身男性の友人を2名、若しくは6名のような偶数で縁起のよい人数で構成する伴郎(バン.ラン)、そして媒人(ムイ.ラン、台湾語)、日本で言う媒酌人のような縁談を取りまとめる女性と一緒に、2台や6台といったこれまた縁起のよい偶数の車両に分乗し、新娘(シン.ニャン)つまり新婦を新婦の実家へ迎え行きます。これを迎親(イン.チン)といいます。ここで一つ大事なことは、この車の集団が出発する時と新娘の実家へ到着するときに必ず爆竹を鳴らします。

新娘の実家に到着すると、新娘の兄弟の一人が、幸運を示すみかんを渡し、新郎を出迎えます。このときみかんを持っていないと新郎は車から降りてはいけません。

さてそれから、新郎と新娘は新娘の両親にお別れの挨拶して、再び迎親の車の行列を引き連れて新郎の実家へと戻ります。ここでも出発するときと到着したときに爆竹を鳴らします。

さてもう一つ重要なことは、新娘が車から降りるとき、太陽を浴びることがあってはいけません。そこで、必ず傘や何かを使って日光を遮ります。ここで面白いのが、新娘の出身地が台湾の北部であれば黒い傘を使います。しかし南部では新娘が既に妊娠している時のみ黒い傘を使います。

今回私が参列した結婚式は、新娘の出身地が北部で、新郎が南部出身だったもので、参列していた新郎の親族は、新娘が黒い傘を使っているのを見て、「えー妊娠しているの??聞いてない!」とびっくりしていましたが、妊娠はしておらず、単なる習慣の違いからの誤解でした。

そして、新婚夫婦は新郎の実家に戻ってから、まず夫婦の洞房(ドン.ファン)、つまり二人の寝室に入り、新郎の背広のズボンが掛かっている椅子に座って、甘いお茶など、幸運を持っていることを表す食べ物を食べます。

それからちょっと休んで、新郎の先祖にお線香を挙げ、新娘を先祖に紹介し、結婚することを報告します。この他複雑な事はまだまだあるのですが、だいたいこんな感じで結婚式が終わります。

それではまた来週。

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