忍者ブログ
台湾をはじめ、中国、韓国から現地の旬の情報や身近な話題をお届けします。
台北市内の夜景
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『結婚式と披露宴 パート2・・喝喜酒その2』

さてさて先週お話しました「喜宴」についての続きです。

参列者も揃ってさぁそろそろ、っていうところから更に数十分待たされ、やっと主役の新郎新婦が登場です。そうすると料理も出てきます。と同じ頃、新郎新婦が前方にある舞台に上がり、両親の親類や友達らが二人の自己紹介を行ないます。ところが、数十分も待たされ、みんな既にお腹がすいているものですから、真剣に新郎新婦の紹介をまじめに聞いている人は少なく、食事をしている人が大半です。
その後、大体2品の料理が出てきたところで、この自己紹介スピーチが終わり、新郎新婦もやっと席に戻ることができます。

二人が席に戻ると同じテーブルには新郎新婦の両親、主賓が並びます。この時主賓の方々が新郎新婦、両家の両親にお祝いを述べならが、敬酒(ジン.ジョー)、つまり飲ませ合いを始めます。時間にして料理2品分出てくるくらいで飲み合戦がおわります。
これが終わると新郎新婦は両親と主賓を従えて、参列者全員に感謝の意を表すため、テーブル毎に敬酒をして廻ります。途中、新郎新婦は必ず何回も一気飲みを強要されます。ですがこのように連続2、30回一気飲みを続けた結果、飲みすぎで倒れる人もいますがごく僅かです。
だからといってお酒が強いわけではありません。この時新郎新婦が飲んでいる飲み物は、紹興酒の色をしたお茶ですので、酔っ払ったりしません。でも来賓の中には悪戯好きの方もいて、本当のお酒を飲ませていることもあります。

このような一連のプロセスが終わる頃、料理も全部出尽くし、「宴もたけなわですが、そろそろお開きに・・・」の時間になり、新郎新婦は喜宴の出口で来客をお見送りします。たくさん食べて飲んだ参列者は、新郎新婦が持っているお皿の中から飴を取り、お祝いの言葉をかけて帰ります。これで約3時間の喜宴がやっと終わります。
お気づきですか?この間新郎新婦は殆ど食事をしません。日本の披露宴はどうかわかりませんが、台湾では結婚式と披露宴が終わると新郎新婦はもう死ぬほど疲れ果ててしまいます。

そうだからかどうかわかりませんが、台湾では再婚することになると、結婚式と披露宴は内々に非公開で行います。もしかしたらまたこんな大変なことはしたくない、ということからかもしれないですね。

それではまた来週

PR
COMMENT FORM
NAME
URL
MAIL
PASS
TITLE
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
忍者ブログ [PR]
"No Name Ninja" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.