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台北市内の夜景
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『冥紙の金紙と銀紙』


東京の浅草寺へお参りしたことありますか?

お線香あげてから、お賽銭を上げて、両手合わせて観音さまにお祈りして、終わりでしょう?観音さまや他の神様、または、祖先をお参りするときに、日本の場合はお線香あげてから、両手合わせてお祈りして、それで終わりですよね。

台湾の場合は、もう一つ欠かせないことがあるのです!
それは『冥紙を燃やすこと』です。

冥紙には、主に金紙と銀紙の二種類があります。冥紙は、竹と草で作った紙で、それぞれ代表する絵を印刷しています。金箔のような物を貼っていたら「金紙」で、銀箔のような物を貼っていたら「銀紙」です。
例えば、台湾に、信者が一番多いの土地公、自分のいる場所を守ってくれる神様へお願いするとき、もしくは感謝の気持ちを申し上げたいときに、まず、お線香をあげて、土地公にお祈りします。そして、最後に、福金と言う金紙を燃やして、お参りの儀式が終わります。

この時の金紙は、土地公へのお金の代わりのものです。つまり、神様の場合なら、金紙を燃やします。人間の世界ならお金はそれぞれの通貨がのアメリカドル、日本円などなどがあって、そしてそれぞれはの額面があるように、金紙も数十種類があります。使うときには間違ってはいけません。

一方、神様ではなく、先祖や亡霊へお参りの場合なら、金紙ではなく、銀紙を燃やします。銀紙も金紙のように他界の通貨の代わりとなるものです。
銀紙を燃やすことは、先祖や亡霊に送金する意味となります。銀紙なら種類は金紙ほど多くはないですが、自分の先祖と亡霊用のものと違いますので、注意しなければなりません。

何故でしょうか?

それは、人間を考えれば分かります。日本で買い物するなら、日本円を使いますよね。台湾ドルの札を出しても、使えません。

冥紙の中の金紙と銀紙はお金を表すものですが、金紙と銀紙以外にもたくさんの種類の冥紙があります。それはお金ではなく、物を表します。例えば、亡霊へ着物や生活用品を送りたい場合には、着物や生活用品の絵が印刷している経衣を燃やします。

今度台湾へ来ましたら、台湾風のお参りしたらいかがでしょう?

でも、このように冥紙は種類が多です。間違えの無いように選ぶにはどうしたらよいでしょうか?
確か冥紙の種類が多くて、台湾の主婦でもよく混乱しますが、専門の店行けばちゃんと案内してくれますので、問題ありませんよ!ご安心下さい。

それではまた来週!

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