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台北市内の夜景
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『平渓線』

先週の話しの続きです。

台湾で現在も運行中の支線の中で、旅客が一番多いのは、台北市の東北にある平渓線ではないでしょうか?

平渓線は台北から台湾の東部地方へ行くのに重要な幹線の宜蘭線から分岐する支線です。
最初は現地の石炭開発専門会社である台陽鉱業株式会社が1919年建設し始めて、1921年7月に全線開通した石炭運送専用線でした。その後、1929年に当時の総督府の鉄道部が購入し、旅客運送のサービスの提供を始めました。
終戦後、鉄道部が所属する財産は全部台湾鉄路管理局(台鉄や鉄路局とも言い、日本の昔の国鉄相当します。)へ移管して、今の平渓線となりました。

しかし、この鉄道には実はもうひとつの説があります。
それは台湾鉄路管理局が1987年に出版したの台湾鉄道百年記念という記念出版物の中には、平渓線は1952年に台湾鉄路管理局が一千五百万元(台湾の通貨)で買収して国有となりましたと書いてあります。

どちらにしても、この辺の資料は要調査です。もし、ご存知の人がいましたら教えてくださいね。

平渓線は現存する支線の中に一番古い歴史を持つ路線ですが、12.9キロしかないので、一番短い路線でもあります。
しかし、平渓線の沿線は、90年代までは、主な石炭の産地となっていましたので、大昔からの石炭開発の遺跡が沢山残っていますし、沿線の風景も一番きれいと言われています。
観光客も、支線の中に一番多いです。
特に、毎年の旧暦の1月15日の夜に、台湾の最も有名の祭りの南蜂砲北天灯の天灯は、この支線の十分駅と平渓駅にて行っていますので、普段は静かな山道に数万人の観光客が殺到します。

このような人々の念願を書いた天灯が、柔らかに光を照れながら、夜の空へ浮かべていく場面は、日本の初詣のような感動がします。

来年のこの天灯祭りに、あなたも参加してみませんか?

平渓線(日本語)
http://www.czstyle.com/tokyo_dialy/pinhsi/index.asp
平渓線(中国語)
http://www.nkps.tp.edu.tw/00075/country/train/ps-line.htm
天灯(中国語)
http://www.kenphoto.net/gallery/new_add/2005sli/

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