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ダウンタウンに入ると、思った以上の都会でびっくり。
その日の夜、晩御飯を食べに、現地駐在員と五つ星のホテルへ行き、
レストランでメニューを見ていると、気になるメニューが目に入ってきました。
「北京烤鸭 一食・二食・三食」
一体、一食・二食・三食って何なんだ?
ウエイトレスに聞いたところ、一食はいわゆる普通の北京ダック、
二食はそれにダックの肉と野菜をいためたものが付いてくる、
三食にはさらに北京ダックのお粥付、との事。
しかも、その三食でRMB95(=約¥1,300)。安~い!!
迷わず、三食を注文。
出てきたら、その量にもびっくり。とても、二人で食べられる量ではない!
美味しく頂いたが、結局完食する事は出来ずに、現地駐在員の朝飯用に残りをテイクアウトしました。
やっぱり、中国料理は、中国で食べるに限りますね!
今回と同じものを日本で食べたら、恐らく10倍はするでしょう。
・・・・どうして、日本の北京ダックって、そんなに高いの?
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『連休が欲しい』
12月の中旬の今の時期、皆様は、さぞかしお忙しいことでしょう。
でも、もう一息頑張れば、お正月の連休に入りますよね!
日本は年末年始、何連休ですか?
日本人の友人からの情報だと、12月の29日から1月の3日までと聞きました。そうすると、6連休ですよね。
「羨ましい」と友人に言ったら、友人は、「今年は短いですよ!」と言いました。そう言われた私はなんとなく悔しいな気がします。
何故かというと、台湾今年はお正月休みはないのですから。
…ええ、ないのです…
…そうです…
台湾今年のお正月休みは1月の元旦から2日までです。
つまり、土曜日と日曜日です。台湾も週休2日制ですので、結局今年のお正月休みは、ただの週末休みとなってしまいます。
台湾の政府機関のカレンダーを見ると、来年の連休は3回しかありません。それは、旧暦のお正月の2月6日から13日までの8連休、2月26日から28の3連休と10月8日から10日までの三連休です。
昔と比べると、連休がかなり少なくなっています。
なぜこうなるかと言うと、台湾の週休2日制が原因です。週休2日制が導入される前に、日本と同じように、祭日が週末なら、月曜日は振替休暇となります。
しかし、週休2日制の導入とともに、政府は振替休暇制度を廃除しました。つまり、祭日が週末であっても、振替休暇はしません。その結果は、連休が少なくなってしまいました。
連休が少なくなってしまいましたが、週休は2日ありますし、景気も良いとは言えないので、台湾のサラリーマンとOLの皆様は、我慢して頑張ってます!
『北部濱海公路の散策』
読者の方から「台北から淡水、九イ分、そして野柳へ行く途中に富貴角の富基漁港にも寄ってみたいのだけど、大丈夫?」というお問い合わせを戴きました。
東京のようにバスの本数が多く、また観光地を廻るバスがあれば不可能ではないでしょう。台湾にも「はとバス」のようなものがなくはないのですが、残念ながらそれほど便利ではありません。
台湾の地図をご覧になればおわかりになると思いますが、台北市から淡水、富貴角、野柳、基隆、そして九イ分に行くと、丁度台湾の北端部を一周廻るようになります。
淡水~九イ分の海辺までの道路は、台湾の三大観光濱海公路の一つ、北部濱海公路の一部です。濱海公路というのは、日本でいう臨海道路のことで、台湾ではとても人気のある観光スポットです。ですが、台北市からのバスが少なく、その上3,4回乗り換える必要があります。
途中にある野柳には有名な海浜公園があります。ここには「女王様の頭に似た石」をはじめ様々な「怪石」がありますので、2,3時間掛けて見てみる価値はあります。
九イ分というところは新潟の佐渡のように昔は金鉱が有名でした。現在は閉鎖され、有名な観光名所です。ここには日本の領地時代から2、30年の後に金鉱が閉鎖されるまでの歴史をたどることが出来ます。ここでも2,3時間かかってしまいますね。
ということで台北市~淡水~富貴角~野柳~基隆~九イ分を一日で廻ることは、移動時間とバスの待ち時間を考えるとかなりハードだと思います。
もしお時間があるのならば、この旅には2日間掛けることができればとおもいます。
まず一日目。台北~淡水に向かい、台湾の本土一番北にある富貴角へ行って、富基漁港の豊富な海の幸を堪能。その後野柳へ行って、有名な「女王様の頭」を見学しましょう。温泉がお好きな方であれば、ちょっと戻って金山というところに泊まればいいと思います。リゾートホテルがいい人なら翡翠湾という所に五つ星のリゾートホテルがあります。もしくは基隆まで行くと、夜の中正公園には博多に負けない程の夜景が待っております。
さて翌日。更に南へ向かい途中で基隆の港と古い建物をたくさん見物する市内観光はいかがでしょ。その後市内の混雑を抜けると、先週紹介した碧砂魚港に出ます。それから更に南に行くと金瓜石に着きます。ここは大きな銅と金の生産工場の跡があって、九イ分から届いた原石がここで金と銅に精錬されていいました。そして金瓜石の金鉱産業の歴史を見てから、九イ分で太平洋戦争時代を偲び、それから瑞芳へ行けば、電車がありますので、ここから一時間あまりで台北へ戻れます。このような旅はいかがでしょうか。
記念写真も忘れずに。
「秋が来ました。羊肉炉にしましょう。」
今週から、台北の天気は涼しく成りました。
この前にも紹介したように、台湾の夏は長くて、旧暦の十月にならないと夏が終わりません。先週の金曜日から旧暦の十月になりますので、天気も涼しくなってきました。
涼しいといっても、台湾の北部地方だけです。例えば、台北市の今週の月曜日は18度~21度ですが、台北市の南約300キロぐらいの台南市や高雄市は20度~29度です。さらに南行くと30度を超えます!台湾は日本の九州とほほ同じように面積で、南北の天気がそんなに差がありますので、食材の種類が豊かなのもおかしくはありません。
日本にも食欲の秋という諺がありますよね。台湾の秋も色々の食材がありますので、毎年の今頃になると、なんとなく食べ過ぎて、だんだん太るような気がします。
中国人はもともと秋に進補(ジン.ブ)という習慣があります。進補というのは、冬になる前に、体が冬の寒さに耐えられるように、いろいろな高タンパク質の食べ物を食べることです。進補の食事というのは日本の薬膳のようなものです。その中に一番普及しているものは姜母鴨です。そして、羊肉炉は大昔からの進補の名物です。羊肉炉は漢方薬材の香辛料と羊肉で作った鍋です。今はスーパーにも冷凍食品として販売しています。
台湾の羊肉炉の名産地と言えば、高雄県の岡山(ガン.サン)という所です。
岡山は台湾の空軍のパイロット養成学校の空軍軍官学校があります。台湾の空軍は1949年に中国から移してきた中国の四川省出身の人が多いので、岡山には四川省出身の人がたくさん住んでいます。
四川省の豆板醤と羊肉炉のような鍋料理が有名ですので、岡山もそうなっております。岡山の羊肉炉の店はあちこちありますが、その中に450年以上の店が、一番 人気が集まっています。例えば、徳昌羊肉という店の羊肉炉と羊骨湯(羊の骨の出しスープ)が毎晩満席なるほど人気集めています。
今度来ましたら、試してみたらいかがでしょうか。