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台湾をはじめ、中国、韓国から現地の旬の情報や身近な話題をお届けします。
台北市内の夜景
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☆★小心肝

小心肝(シアウ.シン.ガン)とは中国語で、「とても愛している人」という意味です。なので恋人同士、お互いに「小心肝」、なぁんて呼び合ったりします。その由来は心臓と肝臓は人間に欠かせない臓器であるので、自分が愛している人には、「あなたは私の心臓と肝臓のように欠かせない存在」という意味合いから「小心肝」、と、ちょっとロマンチックな言葉なので、特に女性が彼氏に「小心肝」と呼ぶケースが多いですね。

ところが「小心肝」の「小心」には、「気を付ける」という意味もあるので、「小心肝」という言葉は、「肝臓には気を付けてください」という意味にもなるのです。台湾で、B型肝炎、C型肝炎の患者数は、数百万人にも昇っています。
肝炎にかかると、肝臓癌になる可能性も高くなってしまいます。
台湾の男性も、日本の男性と同じようにお酒好きの方が多いので、男性の死亡原因でトップに君臨するのは肝臓癌です。しかし、肝炎も肝臓癌も自覚症状があまりないことから、症状が出る頃には、殆ど手後れになってしまうケースが多いので、とても恐いですね。

そこで、政府は肝炎と肝臓癌を予防する為にいろいろな宣伝を打ち出しています。その中の一つに、女性がお酒を飲んでいる彼氏にむかって「小心肝」と語り掛けるポスターがあります。

皆さん、台湾にいらっしゃた時、女性に「小心肝」と呼ばれたら、どちらの事を言っているのか間違わないように気を付けて、くれぐれも勘違いをしないようにして下さいね。

それではまた。

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☆★牛肉麺                             

個人的な事ですが、私はライスより麺類が好きです。その中でも牛肉麺(ニオ.ゾウ.メン)が一番の好物です。牛肉麺は文字通り、牛肉が入っている麺です。

台湾人はもともと牛肉を食べませんでした。なぜならその昔、牛は農作業に欠かせない大事な動力であり、よくがんばって働いてもらっているのに、殺して食べてしまうなんて、情けなさ過ぎる!と思われていました。その後、大陸からの人々の影響で、牛肉が入っている麺、つまり牛肉麺が普及しました。

牛肉麺には半筋の肉が使われ、醤油、生姜、辛子、葱などの香辛料と一緒に煮込まれて、スープにいいダシを出します。そして、麺を茹でてから牛肉スープを掛けて食べます。台湾の麺の種類は色々あり、牛肉もいろいろな場所から取られた肉が使われていますので、一口に牛肉麺といっても味は千差万別です。

今度台湾にお越しの際には、是非食べてみてください。

それではまた!

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☆★黄暦                             
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日本の宝くじ屋さんでよく見かける看板に、「本日大安・宝くじを買うならい
い日です!」というようなものがありますね。仏滅ならば、デートの時、喧嘩
しないよう注意したりなどなど。この大安・仏滅という暦は、日本のカレンダ
ーに載っていますね。台湾には黄暦(ファン.リー)というものに似てたよう
なものが載っています。

黄暦は元々「皇暦」といいます。西暦1911年までには中国には皇帝がいました。
毎年、年の暮れに皇帝は国の天文機関から来年度のカレンダー原案を受け取り、
皇帝がチェックし問題なければ許可を出し、全国に公開され適用されます。こ
のカレンダーは皇暦(ファン.リー)といいます。お気づきになりましたか??
「黄暦」と「皇暦」の発音は同じです。

その昔、国民は国からの許可を得て、普段は皇室しか使えない黄色の紙で「皇
暦」というカレンダーを印刷して、家の中で一番大事な場所、神棚の横に置き、
大事に大事に保管しました。黄色の紙で印刷したものですし、発音も同じです
から、「皇暦」は皇帝の権威を避ける為に、「皇」という感じを使わずに、
「黄暦」と書くようになりました。

「黄暦」の中には日本の大安、仏滅のようにどの日に何をすればよく、何をし
てはいけない、というようなコメントが載っています。

☆★ビールの飲み方と一口杯                     

日本では尊敬・感謝・お祝いなどの意味を込め、まだグラスにお酒が残っていても、相手にお酌をし、つがれた側は少しだけ飲んでそれに応えますね。

台湾では自分のグラスを持ち上げて、相手と向き合い、挨拶の言葉を交わしてから、一緒に飲み始めます。この時に「乾杯!」と言ったり、グラスを合わせたりすると、それはもう一気飲みの合図なのです。

但しビールを飲むときはまた違う慣わしがあります。皆さんもご経験あるかと思いますが、ビールはふたを開けて時間がたったり、コップに注いでそのまま放置しておくと、苦味が増し、ぬるくなってしまってまずくなります。日本ではビールであろうが、日本酒であろうが、相手のコップが常にいっぱいにしておくようにお酌をしますが、台湾の場合、ビールだけは例外です。ビールを飲む時、相手のコップにまだ残っているならば、相手と乾杯、つまり一気飲みに誘い一度コップを空にしてから、お酌をしていっぱいにするのが普通です。
そうしないとビールは段々まずくなりますから。

最近、特に台湾南部の方では、ビールを飲む時、一口杯(イ.コー.べイ)という飲み方が普及しています。ビール用のコップは200ccくらいあるので、一口ですべて飲み干すのはかなり苦く、2・3口に分けなければ飲みきれないでしょう。でも台湾では「一気飲みのほうが爽快な感じがしてよい」と思われています。そこで、コップいっぱいではなく、1/3ほどの量を毎回乾杯し、一気に飲み干します。そうするとビールはおいしいまま、乾杯、つまり一気飲みも苦しくならないのでいいでしょ?ビール愛飲家の方、一口杯を試されてみてはいかがでしょうか。

といっても無理な一気飲み、飲み過ぎはよろしくありません。くれぐれもご注意下さい。やはりお酒は自分のペースと量で楽しむのが一番おいしいですね。

☆★喫飽没

日本でよく使われる挨拶の言葉とは何でしょう。「お元気ですか?」でしょうか。アメリカでも同じような挨拶の言葉「How are you?」がありますね。
それではここ台湾の人々が一番使う挨拶の言葉は何でしょう。それは「喫飽没(ジャ.バー.ベー)」、直訳すると「食べましたか?」という台湾語です。

えっ、なぜ「喫飽没」が台湾での挨拶なの??とお思いかと思いますが、その答えは、なぜ日本で「お元気ですか」を使うのか正確にはわからないのと同様に、正しい解答は得られないでしょう。

台湾で、食事は人間にとって何より一番重要な事、という諺があります。(中国語では民以食為天と言います)ですから、喫飽没が挨拶の言葉になるのかも知れません。

さて、喫飽没と言われたらどのように返事をするのが正しいのでしょうか。例えば食事が済んでいるのであれば、もちろん「喫飽阿(ジャ.バー.アー)」、つまり食べましたという返事すればいいです。しかし、食事が済んでいない時でも「まだ食べていません」という返事をしてはいけません。台湾の習慣で「喫飽没」と言う挨拶を受け、「まだですよ」、という返事をすると、「ご馳走してくれない?」と同じことになりますので、失礼です。気をつけましょう。

それではまた。

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