忍者ブログ
台湾をはじめ、中国、韓国から現地の旬の情報や身近な話題をお届けします。
台北市内の夜景
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

☆★「台北は今夜も雨」 

すっかり冬になりましたね。先日の水曜日、台湾の平野部でも最低気温が10度まで下がりました。
日本の皆さんは「10度くらいではたいしたことないよ」と思うかもしれないですが、台湾の人々にとっては、これはもう「すごく寒い!」になります。台北地方では水曜日から小雨が降り続いています。今夜もまた雨でしょう・・

ところで台湾には「台北は今夜も雨」という有名な台湾語の歌があります。日本でいう演歌のような曲で、離れてしまった恋人を思う切ない歌です。
「冬の台北ではよく雨が降る。それはまるで失恋して悲しい人の涙のよう」というような内容で、冬の雨を形容しています。

日本と同様に台湾の冬はシベリア上空に張り出している高気圧の影響をうけ、風が当たるところではよく雨がふります。日本では日本海側の東北、北陸地方で曇りや、雪の日が多いでね。その反対側の関東地方ですが、冬の青空が広がり、乾燥した晴れた日が続きますね。
台湾では、島の東北地方にある台北、宜蘭あたりは風が吹き、雨の日が多いです。その反対、西南部でしたら、冬はほとんど雨が降らず、快晴が続きます。ですので南部の冬はそれほど寒くはならず、お天気のよい日が続くので、旅をするには絶好の季節です。

もうそろそろ年末ですし、寒い日本を脱出して、台湾の南部でお正月を過ごすのはいかだでしょうか?

PR

『台湾のスキー場はすいてます?』

寒いですか、暖かいですか

既に11月も半ばになってきましたね。関東地方でしたら夜になるともう10℃以下になることもあるでしょう。先週、台湾の天気もあまりよくなかったです。特に台北近辺では殆ど曇りや雨の日でした。気温も25℃以下になりました。夜になると20度を下回るところもあったようです。台湾の人々はこの気候で「寒いなぁ」と思います。

こんな天気だったら日本に住んでいる皆さんは「え~!?十分暖かいでしょう」と思われることでしょう。台湾の天気、例えば台北地方ならば4月から10月までの気温は30℃以上が当たり前です。11月から12月くらいの晴れた昼間ならば25℃前後まであがります。1月から2月までが一番寒いといわれていても15℃以下になることはそれほど多くありません。10℃以下になる日は東京で雪が降るようような程しかありません。

今週末の台湾の天気予報は、昼間の気温が20℃前後、夜は17℃前後まで下がるでしょう、とのことです。ですから「今週末は寒いぞぉ」と思うのです。関東より南にお住まいの皆さんは、「寒くないよ、暖かいよ」と思う方が多いでしょうね。

こんなに暖かい台湾ですから、雪はお目にかかれません。確か台湾の平地で積雪の記録はありまんが、台北市からすぐ側にある1000M級の陽明山ならばほぼ毎年雪が降ります。それだけでなく2000M 級の山では必ず雪が降ります。

そうそう、中部地方にある「会歓山」という3000M級の山には小さなスキー場があるんですよ。想像できないでしょ?

どうです?台湾でスキーを楽しむというのも悪くないと思いますよ。

それではまた来週(^.^)/~~~

 『女児紅』

先週、仕事で知り合った友人の帰寧喜宴に参列しました
この友人はあまり派手なことが好きでないタイプなので、喜宴の参列者は僅か100人あまりでした。(通常は200~300人参列します。)

ところが宴会中、とある紹興酒のことで大賑わいになりました。その喜宴は特別なものではなく、各テーブルにはビール、ジュース、そして一本の紹興酒がありました。
はじめ誰も気にしていませんでしたが、突然隣のテーブルの参列者が「えー、この紹興酒はかなり前のみたいですよ。なんでまたこんな古いお酒を出したのかな。これは珍しい紹興酒ですよ。」と珍しげに眺めていました。それを聞いて私の友人はテーブルにある紹興酒を手に取り確認すると確かに古いもので、ラベルの印刷も古い形でした。

ご存知かもしれませんが、紹興酒は年代が古いものほどいいといわれていますので、これを聞いていた他の参列者はみな喜んで飲み始めました。と、この時新婦のお父さんのスピーチがはじまりました。途中までの内容はごく普通のスピーチだったのですが、最後に「今晩皆さんに振舞いました紹興酒は、娘が生まれた日に私が買った女児紅です。僅か12本しかありませんが、どうぞお召し上がり下さい。」としめくくりました。

この話で会場のテンションは最高潮となりました。このような喜宴に参列したのは初めてでした。
「女児紅」とは大昔の習慣です。子供が生まれる日、紹興酒を買い、娘が生まれた時にはこの娘の結婚式に参列してくださった方々に振舞うというものです。紹興酒の色は赤に近い茶色で、中国語で娘のことを女児(ニ.ア)と言います。赤いものは紅(ホン)ということから、このような紹興酒は「女児紅」と特別な名前が付けられるのです。

この話は聞いたことがありましたが、実際に見たのは今回初めてでした。
台湾では「女児紅」という15年以上寝かせた紹興酒を売っていたこともあります。なぜ15年かというと子供が結婚できる年齢になるのが15年ということからでした。皆さんは「女児紅」を飲んだことがありますか?15年も寝かせた紹興酒の味は勿論最高でした。今でもこの喜宴を思い出すと、まだ特別な味がよみがえってきます。

『文定之喜』

最近、私の周りで結婚する人が、とても多いです。
先週の土曜日にも、ある親類の定婚(ディン.フン)式に参加しました。

定婚とは婚約の儀式のことです。日本の場合は婚約式や結納などがあるそうですが、台湾ほど複雑ではなさそうですね。
台湾の婚約式「定婚」は、「文定(ウン.ディン)之喜」ともいいます。定婚の日には、まず、新郎は、家族の代表(つまり両親)、そして媒人(つまり、新郎新婦を紹介した人)と一緒に新婦の家へ行きます。この時、媒人は新郎の生年月日と時間が書いている紅紙を新婦の家族に渡し、そして新婦の生年月日と時間が書いている紅紙を新郎の家族に渡します。これの目的は、双方の両親に、この二人の命格、つまり運命が合いますよと証明することです。
そして、新郎の両親が、聘金(ピン.チン)を媒人経由で、新婦の両親に渡します。聘金と言うのは結婚するために、新郎の家族が新婦の両親に無条件で渡すお金のことです。

今はほとんど省略していますが、新婦の家族が、この聘金をもらって、その場で新郎新婦にあげることもあります。そして、定婚の時には、新婦が、新婦の親類と友人にあげるための喜餅、つまりお饅頭のようなものやクッキーの代金を、新郎の両親から新婦の両親に渡します。
最後に、新郎の両親は、新婦のための、金の指輪、ネックレスを新婦の両親に渡します。それから、新婦は、新婦の親類と共に定婚の式に登場します。

その後、まず、新婦は新郎の家族に甘いお茶を出します。この時、コップの数は必ず定婚に参加する新郎の家族の人数と同じでなければなりません。つまり、多くても、少なくてもダメなのです。
新婦が甘いお茶を新郎の家族に出す時に、媒人は新郎の家族を新婦に紹介します。この甘いお茶は一気に飲む必要はないのですが、必ず全部残さずに飲み切らなければなりません。
そして、新婦がそのコップを下げるとき、新郎の家族は、自分のコップを下げてもらうときに、お札が入れている赤い紙袋、つまり「紅包」を新婦が持っているお皿の上に置いて、コップをその紅包の上に置かなければなりません。

お茶を飲んだら、新婦は高い椅子に座り、足を低い椅子の上に置きます。そして、新郎が新婦の中指に指輪をはめます。この時、新婦の中指は、新郎が指輪を順調に最後まで入ることができないために、必ず一瞬、少し曲がります。でも、そうしないと、結婚してから、新婦は新郎のわがままに対する免疫力・抵抗力がなくなると言われています。
新郎は、新婦の中指の二番目に関節まで指輪をはめて、その後、新婦が自分の手で最後まで指輪をはめます。そして、新郎がネックレスを新婦にかけます。
新婦も同じように新郎に指輪とネックレスをつけます。もちろん、新郎の中指も一瞬少し曲がらなければなりません。
ただし、新郎の足は低い椅子に乗せる必要はありません。そして、これで定婚の儀式が終わります。その後
双方の家族と新郎新婦と一緒に食事します。この食事の代金も新郎の家族が負担します。

また、定婚の儀式は、たいてい午前中に行います。何故かと言うと、まず、定婚に参加する新郎の家族は、
必ず日が沈む前に、新婦の家やレストランから出なければなりません。そして、新郎の家族は、必ず食事が終わる前に、つまり、最後の料理が出る前に会食の場所から出て帰らなければなりません!そして、非常に大切なのは、帰る前に、新郎の家族は、新婦の家族に「再見」つまり「さよなら」と言ってはいけません。

何故かと言うと、婚約は一生一度しかしませんから、再見を言うと、二度しますと言う意味になってしまうのです。

台湾の主な算命(スアン.ミン=占い)のもうひとつは四柱推命(ス.ズ.トイ.ミン)です。
四柱推命は紫微斗数と同じように人の生辰、つまりこの人の生年月日と誕生の時間に基づいて、この人の運命を推定するものです。

四柱推命は人の生年月日と産まれた時間を、建物の四つの柱のようにその人の人生の運命を支えるものと言っています。生年月日と産まれた時間はそれぞれが一つの柱をあらわし、合わせて四つの柱がありますので、四柱推命と名づけられています。
四柱推命の原理は、人の生年月日と誕生の時間を、十天干、つまり甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸、そして十二地支、つまり子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥、それそれが中国の五行、つまり金、木、水、火、土の属性に基づいて、人の生年月日と誕生の時間、つまり四柱の五行を求めます。
この五行が分かると、その人の運命は生剋関係(例えば、木は火を強くし、水は火を弱くするなどの関係)で人間の運命を推定するのです。

例えば、非常に簡単な説明ですが、ある人の生年月日と誕生の時間で四柱推命を計算した結果、その人が火の命となると、木の年や木の日や木の時に、運が良いと言われます。しかし木曜日必ず木の日ではありません!四柱推命は非常に複雑な算命方法ですが、歴史が長くで、あたる確率が一番高いと言われています。

興味がありましたら、ぜひ台湾で試してみてください!

忍者ブログ [PR]
"No Name Ninja" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.